糖質制限食には効果の大きさと同等あるいはそれ以上のデメリットがある?

糖質を制限すると体に負担
今ダイエットのなかでも、特に効果があるといわれているのが糖質制限ダイエットです。
確かにこの糖質制限ダイエットはかなりの効果が期待できるダイエットですが、決してメリットしかないダイエットというわけではありません。
その効果の大きさと同等のデメリットがあるのです。
糖質制限ダイエットにはいくつものデメリットがありますが、その中でも特に大きなデメリットが脂肪分のとりすぎです。
糖質、つまり甘いものは人間の体を動かすエネルギーなので、これを減らしてしまうとその分体がエネルギー不足になります。
なので糖質制限ダイエットの場合、エネルギー不足を補うために肉類を多量に食べることになりますが、この脂肪過多の食事が体内に悪影響をもたらすのです。
糖質が多いもの以外なら何をどれだけ食べても良いという気になり、お肉ばかり食べていると血液がどろどろになり心臓や動脈に大きな負担をかけてしまいます。
また、それをそのまま放置しておくと、心筋梗塞や脳卒中で倒れるといったことになりかねません。
そこまで行かなくても、体調不良に悩まされることになるでしょう。
このように、体に大きな負担をかけてしまうのがこのダイエットの弱点なのです。
では、肉類も糖質も制限すればいいと考える人もいるでしょう。 そうなると、自然に野菜中心の食生活になりますが野菜中心の食生活の場合、脂肪を燃やすだけのエネルギーが体内にたまりませんのでダイエットしてもなかなか体重が減りません。
そんな状況で無理に運動をすると、倒れてしまうことになりかねませんし、逆に少々無理をして運動をしないと減量がストップしていまいます。
こうなると、あちらを立てればこちらが立たずということになりかねません。
なので、糖質も脂肪分も極端に制限したダイエットは非常に効率が悪くお薦め出来ないのです。
つまるところ、糖質を制限すると体に負担をかけながら(つまりいつ病気になるかビクビクしながら)
ダイエットをするか、非常に効率の悪いダイエットをするかの2択を迫られることになります。
前者を選んでダイエットのために健康を損なうのは本末転倒ですし、後者を選んでこれだけやってもこの程度しか体重が減らないのかとストレスをためながらダイエットをするのもよくありません。
なので、ダイエットをするなら安易に極端な糖質制限ダイエットはしないことをお勧めします。
まずはいつものご飯の量を減らしたり、食べる順番を野菜→汁物→肉・魚→米と意識して食べたりと徐々におこない、それを長期間続けてゆっくり体を慣れされる方がリバウンドやストレスもなく成功する確率が軍と上がります。
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糖質制限食の失敗談
42歳 女性 主婦の体験談

最近、中年太りが気になりダイエットの必要性も感じてきたので「糖質制限ダイエット」を始めることにしました。
きっかけは私の周囲の人々が糖質制限をしていてダイエットを成功している確率も高いように感じたからです。
糖質制限ダイエットのルールが簡略なのも気に入りました。
「糖質をたくさん含む食材を食べない」その一点だけを守れば、後は何をどれだけ食べても良いという単純なルールだからです。
ダイエット前に勉強する点としては「糖質を含む食材」を知ることだけですが、その点もそれほど複雑ではありません。
ご飯やパスタ、お蕎麦などの「主食」と呼ばれるものは、すべて「糖質だらけ」なので却下します。
さらに「砂糖」が含まれている「ソース」や「タレ」類のNGです。
さらにジャガイモやカボチャなどの「根野菜」、そして「フルーツ」もNGです。
そして、とくに辛そうなのが「おや菓子やスイーツ」。甘いもの好きにとってはかなりの難関です。
基本的には「主食」と「甘い物」が禁止でそれ以外のもの、例えばステーキや焼肉もタレに砂糖が入っていなければ、食べても良いということです。
ルールと食べてはいけない食材を把握したところで、糖質制限ダイエットをスタートしました。
お刺身やステーキ、焼肉の(塩)、スイーツなど、私が大好物なものだけ食べていれば余裕だと感じてのスタートでした。
しかし、私の糖質制限は長く続きませんでした。
私はお刺身やステーキも好きなのですが、やはりお米がもっと好きだったからです。
お刺身もステーキも焼肉もご飯がなければ物足りず、どこか空虚な気分になりました。
また、毎日食べていた甘いものの我慢がかなりストレスになりました。
お米や甘いものが食べれないだけでいつもイライラしてしてしまい、どれだけ魚料理や肉料理を食べても、お腹が落ち着くことがなかったのです。
結局強いストレスを感じて、二週間ほどでダイエットを中止しました。
お米と甘いもの好きの人には糖質制限ダイエットは難しい…そんな風に思いました。
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